
中国清朝時代、皇帝の食卓は美味しさと健康の為国内外の貴重な食材が宮廷に運ばれて供されてきました。 健康の基本は摂取する食べものにあると言う考え方は、インド、ヒマラヤを越えて交流の中から生まれ発展した共通の考え方があります。 医食同源という思想文化です。 その中国清朝の末期の皇帝が西太后であり、歴代皇帝ととも食事を大切にし拘った皇帝でした。 西太后時代は、外国との交易も盛んで東洋、西洋の食材、入手と輸送が困難極限地帯などの食材も手に入る時代になっていたのです。
フカヒレ(鱶の鰭)は、正しくは中国語で魚翅(ユイチー yúchì)と書きます。 古くは、1368年~中国の「明」(洪武帝)の時代から食べられていたと言われています。 魚翅の中でもヒレの姿のまま丸ごと調理提供する最高級品を排翅(パイチー páichì) と呼んでいます。 西太后時代のテクノロジーが可能にした幻の復活食材にこの魚翅が海の八大珍味の一つとして上げられています。
この魚翅は、単なるサメのヒレではありません。 サメは、世界に500種類あり、中国で簡単に大量に取れるような物が珍重されるはず有りませんね。 最も高級な物は、巨大な
ジンベイザメや
ウバザメと言われていました。 ただし、現在ではワシントン条約で禁止になっており正規に入手はできません。 次に珍重されたのが
ヨシキリザメ、その下にアオザメ、イタチザメなどがあります。 ですから、現在入手できる最高級品は、ヨシキリザメのヒレだけと言って良いでしょう。 ヨシキリ(葦切)ザメは、英名Blue Shark約4年で成長し全長4メートル前後になるサメです。な極限地帯などの食材も手に入る時代になっていたのです。

もう一つフカヒレを珍味にしているものが、干す技術。 乾物のテクノロジーです。 実は、中国皇帝に喜ばれていたフカヒレやナマコなどの乾物は、江戸時代の日本の重要輸出品でありました。 煮干しや鰹節など干す技術が発達していた日本で、マグロなどと一緒に獲れてしまうサメの使い道に販売ルートが開けたのです。 中国から遙か遠くの国で水揚げされ加工された乾物「魚翅」の品質が大変珍重されていたのです。 高く売れるので「魚翅」の生産技術はどんどん上がり、重要輸出品に育っていきました。 その加工工程は複雑で、更に干した「魚翅」を料理として戻す調理方法も複雑です。 水揚げされてから、口に入るまで数え切れない工程を経ているのがフカヒレつまり「魚翅」です。 「フカヒレの姿煮」に使われる最高の排翅(パイチー páichì)も日本産のヨシキリザメが現在世界最高品質です。
私共は、伝統的な「魚翅」の生産拠点である気仙沼はじめ国産水産加工の灯を消さないためにも最高級品の販売を続けて行きたいと思っております。 現在、当店でお出ししておりますフカヒレは 世界最高品質ヨシキリザメを使用しています。 是非、お試し下さい。 極上ふかひれ姿煮 排翅(ヨシキリザメ) 1枚 \9,000 (通常\10,000) ふかひれ醤油煮込み三種あえ物 \3,800(中) ふかひれのスープ \2,200(中) 【ちなみに海産物の海八珍とは、 燕窩(干したツバメの巣), 魚翅(干したふかのひれ), 大烏参(干しナマコ), 魚肚(干した鱶の浮き袋), 魚骨(干しスルメ), 鮑魚皮 (干しアワビ)、魚唇(鱶のクチビル)、水魚(スッポン)と言われています。】